帽子の数だけ人生がある。 グーテンバーグ感想

 
グーテンバーグ!the musical感想です。 
 
原田さんが言っていたので始めに書いておきます。
 
再再演希望!いつまででも待っているのでまたダグとバドに会わせてください!*1
 
以下、感想になります。
 
 
脚本を書いたダグ、曲を書いたバド。その二人が作ったミュージカル「グーテンバーグ」。物語はその「グーテンバーグ」と二人の解説と物語が交互に混じりながら進みます。観客はスポンサーやプロデューサーの設定。バッカーズオーディションであり、ブロードウェイで上演したい「グーテンバーグ」という物語を見て出資するに値するものかを見極める、という立ち位置で板の上と客席での境界線をはっきりと引かずに客も物語を共に作っていきます。
舞台上にはたくさんの帽子と段ボールが二つ、そして椅子が一つ。あとは少しの小道具。二人がお金を出して会場を借りて二人で演じて作る舞台なのでセットはほぼなし、お客様から想像力を借りて作り上げていく舞台です。
実際、くるくると演じ分けていく役者陣がすごすぎて圧倒される。そこに付け足されるネタの数々。ずーーっと笑っていて、でも最後に考えさせられる物語でした。
 

会場

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ホールスペック | 新宿村LIVE

遠い。駅から若干遠い。最初の方は新宿駅での乗り換えが面倒で新宿駅から歩いてたんだけど、途中から西新宿駅から行くのに切り替えました。あっつい中20分近くコンクリートジャングルを歩くのはきつい。でも帰りは少し涼しいので帰り道はふわふわしながら歩いてました。待ち時間は目の前のサンマルクカフェ。お世話になりました。クロワッサンが美味しかった。西新宿前のカフェはソワレが終わったらラストオーダー終わっているのでソワレ後カフェにいくなら新宿駅まで出た方が良さそう。(むしろその時間だったら居酒屋?)
劇場自体は地下にあるのでひたすら階段を下る。途中の踊り場に何個かコインロッカーあるので遠征組の方々はそのまま持って来ててもいいかも。客席は箱が小さいのでどこから観ても観やすい。XA,XB,XC席の後ろにA,B…って続く。Xの席はフラットなのでXC列より段差がつくA以降の席の方が観やすいと思います。私はXA〜XC席をうろちょろしてたのであまり全体が観やすかった後ろの席でも見ればよかったなぁと少し後悔。でも煽りで写真撮れたりしたのも楽しかったのでよかったかな〜!どこから観ても楽しい時間だったので結果満足。楽しかった〜。
 

全体を通して

めちゃくちゃに暑い中、台風接近中で暴風雨の中、天候があっちいったりこっちいったりとしていましたが、最寄りの西新宿から10分ほどの場所にある「新宿村Live」に行ける日はすべて行かせていただきました。本当に楽しかった。物語の面白さはもちろん、観客参加型だったため、彼らと一緒に夢を見て、夢を叶える姿を見守っているような感じ。また、お兄さん組(原田さん&福井さん)と弟組(上口さん&鯨井さん)はほぼ同じ台本なはずなのに全く違う舞台でWキャストの面白さも知ることができたのも楽しかった要素のひとつです。本当にずっと笑ってるし、日替わり要素の会話が滑り知らずで。(いや、滑ってるときもあった…?)
でも、ただ面白いだけではないミュージカル。しっかりとしたメッセージがこめられていて。ただ、活版印刷機を開発したグーテンバーグの生涯を描いたものではなく(むしろ物語すべてがグーテンバーグの夢だったし)、文字を読めない人々がいまだにいるということ、文字を読めるというだけでどれだけの情報を得ることができるのか。また情報は力であり、力を持つとはどのようなことか。実際、日本はほとんどの人が文字を読める国なのであまり実感がなかった問題だったなぁと思います。読めることが当たり前の国にいることってすごいことなのかもね。
ミュージカルの構成についても勉強できるこの作品。チャームソング!欲しいソング!へー!と言いながら勉強。今までがっつりしたストレートプレイが好きだったんだけど(この前見たD51-651がドンピシャに好き)ミュージカル面白そうだな〜と思うきっかけにもなりました。まず知らないとおもしろさがわからないのでこうして勉強できたのよかったな!
 

お兄さん組(原田さん&福井さん)

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*2

さすがとしか言えなかった。こんな凄いものこの値段でこの劇場で聞いて観てていいの?!?!びっくりした…すごい…安定感もあるし、すごく安心して見れました。トーク部分は安心して見れなかったけど。福井さんの天然すぎて、グテバ共演者たちからやばい宇宙だからって言われていた意味がわかりました。でも、原田さんが隣にいるから安心するよね…。最後の方は知らないからね!!って言いながら本当に綺麗に回収してくれる安心感…。劇団フォーシーズンのぶっちゃけ話からレミゼの話までここまで話しちゃう?!っていうところもあるし、福井さんの失言が酷い。ミュージカルネタ満載で関係者が見たら怒られるって言いながら怒涛の勢いで役者さんたちのモノマネとかしててさすがだよね!分からないところ多かったのでお兄さん組のネタをミュオタによる解説とか欲しかった。今でも待ってるので誰かやってほしいです…!(他力本願)
 

弟組(上口さん&鯨井さん)

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弟と言っても既に30歳を越えてる2人。でも、無駄に動けるのでお兄さん組に比べて振り付けが多かったり細かかったり。帽子を変える動きも大きい。(膝で蹴り入れてるので)多分、弟組の帽子の方がくたびれてる。初日でホッとしたのか千秋楽までどんどん小ネタを挟んでくるし、本当に生き生きしてる2人を観るのが最高に幸せだった!
そしてなにかが解放された上口さん。日々自由度が増していっていたずらっ子みたいな表情をするのが本当に本当に可愛い!その上口さんの対応で日々困っていく鯨井さんもすごく好きだった。鯨井さんが「上口さんのボケは人を傷つけないキュートなボケ」って言っててわかる〜〜〜〜!!ってなった。ねぇ!面白いこと思いついた!ってにこにこ〜って笑いながら披露するんですよね。キュート。まずボケる上口さんが笑ってるからね。その姿を菩薩のような微笑みで見守る鯨井さん。最終的には諦めてる。ちょっと黙ろうか、って言われてしゅんと静かになる上口さんが可愛い。
本当に本当に上口さんと鯨井さんを出会わせてくれてありがとうございます…。本人達が出会わせてくれてありがとうって言ってるの聞いてめちゃくちゃ嬉しかった。本人たちがそう言ってくれるのが一番嬉しくないですか…?
千秋楽でさっさと帽子を売ろうとした鯨井さんを遮って「本当に彼と出会わせてくれてありがとうございます!」って言った上口さんが素敵すぎて泣いたし、「そんな素敵なことをそのまま言われたら好きになるしかないじゃん!!」って後日返す鯨井さん。またそれを嬉しそうに笑いながら聞いてる上口さん。
2人とも同じ考え方してるエピソードがすごい好きだった!どちらかが話したことを俺も思ってた~~~!って必ず言うの相方感半端なかったし、男同士で気持ち悪いでしょ?!?!っていう鯨井さんも嬉しそうな顔してるし、それを聞いてる上口さんも嬉しそうな顔してるんだよ。可愛いがすぎる。一生の相方を見つけたって顔してるんですよ。上口さんも観客に向かって「いいでしょ!俺の相方!!!」って小学生男子が宝物を見せてくるように自慢してくるんだけど、鯨井さんファンとしては彼がいい人だっていうの既に知ってるから自分のもの!!!!って見せてくる上口さんに嫉妬しそうになったけど、千秋楽を見てそんな感情なくなった。
千秋楽の次の日に鯨井さんの番組「鯨井康介のおしゃべりJAPAN」のゲストに上口さん。グーテンバーグの話から出会った舞台について話しています。残り7分になった時点で1時間近く導入部分をやっていたことに気づく上口さんがすごく可愛いし、本当にお互いのこと大好きなんだな〜!ってことがわかる1時間。登録すればアーカイブで見れるのでぜひ〜!vol.6のせいやくんとサッカーを観る会もおすすめです。

ch.nicovideo.jp

私は近いうちに上口さんのファンクラブに入りインタビューだったりブログだったり読みたいと思います。

 
 
 
 からんからん、というベルを鳴らしながら登場する二人。「ど〜も〜」って言いながら出てくるから中腰で出てくるところが可愛い。まずは舞台概要の説明と自己紹介。
「バド・ダベンポート・上口、シンガポール生まれの日系三世です。出身劇団はマイケル・ジャンクションです」
「ダグ・サイモン・鯨井。モンゴル生まれの日系三世です。出身劇団はテニスサークルです」
名前のところを見てもらったらわかる通り、この役には半分役者さんの名前が入っているのですが、自己紹介のところから飛ばす飛ばす。代表作は「こう見えて学習院」だったり「こう見えて日舞踊ります」だったり。何度聞いても出身劇団はテニスサークルです、では笑ってしまうんだけど、そのあとペダステネタで上口さんがペダルを踏んでいたりやっぱり鯨井さんのわかりやすい経歴だとそこらへんの舞台が採用されるんだな〜と改めて感じました。ネタの解説はHPを参照してください。(そこまでHPに解説が載ってなかったのも良い自分で調べなきゃわからない日舞ネタ*3
この出身劇団、お兄さん組のは「出身劇団はあざみ野界隈」(福井さん)、「出身劇団は日比谷界隈」(原田さん)とぼかしてるけど全くぼかされてない感じが好き。
 
物語がはじまったらジェリービーンズの曲からOP。映画の最初の5分でわかる、と言いますがその5分のようなOP。文字が読めないことで起こった悲劇、シュリマーというドイツのある街の説明、どんな人々が住んでいるのか。この物語はどこで誰が何のために、という説明が全て盛り込まれていてすごくわかりやすい。また、ここですでに10役ぐらい役を入れ替えながら歌うのがすごい!一曲でこんなに歌い方を変えられるのか、帽子の入れ替え方ってこういうことか〜!OPからグーテンバーグの物語にグッと引き込まれました。すごい、ミュージカルってこういうことができるのか、と感動した。この後も欲しいソングだったり、チャームソングだったりこの歌は物語でこのような役割もあるんですよ、という解説が入るのでミュージカルの勉強にもなりました。
 
グーテンバーグ、一番の魅力は楽曲。
全曲可愛い。一番好きな曲は?と聞かれても答えられないぐらい全部の曲が好き。
公式さんが出してくれた楽曲リスト。
 呪いの森は本当にキュートで可愛かったな〜!(エンタステージさん動画の2分あたりの曲)振り付けも可愛いし、見習い修道士の合いの手が可愛い〜!両方の組で振り付けも少し違かったのですがその振り付けの違いがまたあっていて好きでした。見習い修道士(鯨井さん)のちょこちょこした動きが最高に可愛かった。
 
M3 あなたを読めない
ヘルベチカ(バド・上口さん、原田さん)曲。女性キーなので他の曲よりも高めなのですが、もうここは二人ともさすがとしか。「私はバカすぎてお呼びじゃないの」で鳥肌が立つ。
ヘルベチカがグーテンバーグのことを愛していて彼のことが欲しい、と言う曲、でも私はバカだから彼とは釣り合わないのと。先ほどにも書きましたが、この曲が欲しいソング。私は彼のことが欲しい、愛されたい。そんな曲です。
あと、ここでヘルベチカは初登場になるのですが、ヘルベチカは胸の大きな女性ということで胸を強調した演出がすごく印象的でした。ちょっとやりすぎかな、というぐらい。曲の中にもあるし、それしか取り柄がないと言ってはいるけど。巨乳=馬鹿という記号なのだろうか。表現として少し男子の悪ふざけのような感じにも受け取れてしまうのがどうなのだろうかとも。難しいですね。
M10 未来は今
一幕ED。M10の文字に驚いた、一幕こんなに歌ってたのか!
売れたミュージカルは一幕の最後にロックナンバーを持ってくる。ということでグーテンバーグを表す曲はこれ!と言っていいほど耳に残るナンバー。
未来を作りたいグーテンバーグと未来を潰したい修道士、。から葺屋根の上に並んだ屋根の上で繰り広げられる登場人物それぞれの想いの交差がこれからの物語を想像させてワクワクします。
お兄さん組は弟組のような派手さはなかったのですが、とにかく歌声がすごい。聞き惚れる。あと、煙突をひゅっと相手に渡していたのがすごく好きであれ弟組でもやってほしかったな!煙突でもあり、バケツでもあったダンボールは日にちが経つにつれて穴が開いたり使用感が出てたのが公演を積み重ねてきた証のようで段々愛おしくなってきてました。
弟組はとにかく後ろがうるさい。ダンサーの帽子を被って踊ってるんだけど、動きがうるさい。最高に好きだった。前で歌っている人よりも後ろの踊っている人を見ちゃう。でもそれがまた弟組の二人らしくて。ダンサーの帽子、途中で上口さんから鯨井さんに渡すのですが、鯨井さんがセンターで前を向いて歌っていてその後ろからノールックで手渡し。どこに帽子があるかわかるように上口さんが鯨井さんの腰あたりに帽子を押し付けてるところがあ〜二人で協力して作ってるんだなぁってすごく感じられた。分かりにくいかもしれないですが、派手に動いていて帽子を入れ替えながら歌っていてその中で帽子の受け渡しをスムーズに行うためにしていた工夫だったんだろうな、と。見えづらいところから二人の工夫が見えるのがとてつもなくきゅんときました。好き。
 M14 地獄に落ちてもおかしくない
基本的にヘルベチカの曲が好き。この曲のヘルベチカはダグ・鯨井さん、福井さん。グーテンバーグと修道士はそれぞれの役ではあるけど、ヘルベチカは二人ともがやる役でもあるのでいろんなヘルベチカが見れるのがおもしろい!
ここはバドはもうバックダンサーなので(笑)もうね原田さんがずるい!どこかで見たことがある動きをする原田さんがそこに。ネズミ役がずるかったね!あと急に椅子を持ち出して片手を広げて回り出す。このネタはなんとなくミュージカルがわからない私でも見たことあるよ〜!って笑ってました。曲的には教会の塔の上に閉じ込められたヘルベチカの曲なんだけど、コーラスで入るネズミだったり糞だったりずーっと笑ってしまう。
 
 
この物語は「夢」がキーワードにあって、もちろんそれはダグとバドの「夢」、ブロードウェイ進出。それは最後プロデューサーの登場で叶うのだけれど、作っていたグーテンバーグの物語が全て「夢」であったということに驚きました。夢オチだったわけです。実際の人物であるが、彼については歴史上特に記録が残っておらず、序盤では自由に物語が作れるね!と始まったわけですが、まさか「これは夢だったのです」で終わるとは思わず。確かに舞台であるシュリマートいう街は架空の街、印刷機は壊されグーテンバーグが殺されてしまうというバッドエンド。ショッキングな終わり方だからこそ観客への問いかけが効いてくるのかなと。
グーテンバーグの物語の終わりはバッドエンドでしたが、バドとダグの物語はきらきらな未来が見える終わり方。全てを通してとても好きでしたが、やっぱりこの最後のシーンが好きで好きで何度も彼らが夢を叶えるシーンが見たくて劇場に行っていた気がします。弟組のM16フィナーレ。プロデューサーが出てくるってわかっていても契約書を渡された瞬間込み上げるものはあるし、受け取って向き合う二人の目にはうるうるしていて。しかも回を重ねるたびにそこのシーンがよくなっていくもんだから千秋楽ではもうこちらもボロボロ泣きながら彼らを見ていました。歌い終わって暗転した後、小さく「やった」っていう声が聞こえてこちらが言葉を失う。ずるいんですよ、二人とも。毎回いい顔して歌っていて。素直にずるいな〜!って思ってしまう。
今まで彼らと一緒に彼らの「夢」を見てきていて。途中で「次これを見るときは僕たちは客席にいる」っていうセリフがあるのですが、何百人のダンサーがいて埃っぽいシュリマーの街があって酔っ払いも何人もいて。夢を膨らませてキラキラした目で話してる二人がとても印象的で応援したくなる。最後のシーンは彼らのゴールであり、スタートである瞬間ですごく暖かい気持ちになります。良かったねぇ良かったねぇ、って親戚のおばさん気分。終わった後はぽわって心に灯がついたような。帰りの電車の中では思い出し笑いをしそうになるし、良かったなぁってしみじみ思う舞台でした。
 
る年祭のDVDが先月届きまして。そこに収録されている板垣塾で板さんがいっていたのですが
「行動が相手の出来事になって感情になって目的になって行動になる。その行動がまた相手の出来事になって〜と続く8の字構造になっている」
なるほどな〜と。また
「殺陣はそれが連続で起きているから目が離せない」
この舞台は2人しか演者がいなくてひたすら2人の会話が飛び交っています。そのやりとりから目が離せなかったのもぽんぽんと飛び交う会話が殺陣のようだったからなんだなぁと実感しました。グーテンバーグ前に板垣塾観たかった…!
こういう風に舞台は作られていくんだな、だったり物語だったり何か創作することに関しての土台から教えていたのですごく興味深かったです。
本編も最高に面白く、未だに全て見ることができていないほどの特典の数々(ちなみに板垣塾は全て収録されていてびっくりした)、いろいろ考えると安いどころではないる年祭のDVDはこちらから購入できます

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まさかのる年祭のDVDの宣伝が最後に入る

 
書きたいことたくさんあるんです。もっと書きたい。でももう9月も後半に入ってしまいました。千秋楽から二ヶ月ですって。*4ついったーでも言っていたのですが、何度も何年経ってもグーテンバーグの話はしているだろうし、一生自分の中で大切にしたい舞台です。そのような舞台に出会えて幸せ!来年でも再来年でもいつでも良いのでぜひ再再演をお願いします。それまで私はいろんな国のグーテンバーグを見たりしたいな。韓国のグーテンバーグ見たいんですよね。あっちは次再々再演?ぐらいになるのかな?M10の「未来は今」の韓国バージョンを見ていたのですが、すっごい高い脚立の上で歌っていて笑ってしまった(新宿村LIVEだったら確実に天井に着く)


[1열중앙석] '구텐버그 #5.오늘 밤 이 순간-김신의,정문성'하이라이트

前回の記事にも載せましたが、日本バージョン稽古場での同曲。


グーテンバーグ!ザ・ミュージカル!2018〜稽古場PV「未来は今」

知らないうちに公開されていた大千秋楽のスペシャルカーテンコール「未来は今」

 

2人しかいないから緻密に計算された脚本、演出。2人だからこその物語が大好きで何度も何度も観たくなる作品。
お兄さん組、弟組それぞれの2人の関係性が愛おしくて大好きでした。
もう何度も書いてるけど再再演待ってます!
またダグとバド、そしてシュリマーのみんなに会えますように!
 
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以下、小ネタだったり日替わりだったりの思い出し書き。
感想の途中に入れようと思ってたけどうまく入れられなかったので期間中ひたすらメモってたものを載せます(順番は入れ替え日付はバラバラ)
・プロデューサー探しをする原田さん惨敗
 「隣の人は知っている人ですか?」
 「(頷く)」
 「反対側の人は?」
 「(頷く)」
 「何人で来てるの?!」
 (知らない人だったらその人はプロデューサーだから出資をお願いして!という流れ)
・帽子の説明、上口さんが女性の帽子を被って「金麦と待ってるからー!」
・どこにでもあるような街・シュリマー。こんなことが起きているかもしれません。
 弟組→美女と野獣パロ。ベル(鯨井さん)、野獣(上口さん)
 お兄さん組→レミゼパロ。(詳しくなさすぎてわからなかった)
・上口さんの好きな食べ物は「シーチキン」(初日ネタ)
・上口さんの最近買ったものは「シーチキン」(二日目のネタ)
 「最近、どうですか?」
 「最近…」
 「ざっくばらんに振りすぎましたね!最近、何か買いました?」
 「…シーチキン」
 「?!」
 「そういう規模の話じゃなくて」
 「違う!違う!わかってるんだよ!」
 「スーパーに行って欲しくなかったですね」
 「そうだよね、ごめんごめん」
 「鯨井くんは最近何を買ったの?」
 「少し前になるんですけど、テレビ買いました」
 「いいね!大きいの買ったの?」
 「50インチ買いました!」
 「インチ?ウィンチ?(ニヤニヤしながせんら)」
 「ウィンチだったら意味変わるでしょ!」
 「家に入った?大丈夫?」
 「入るから買うんでしょ!
  やっぱり最初に見る番組って大切じゃないですか。来たのがお昼だったので違うなって思って録画してたバラエティ見たんですよ。で、丁度その時選挙の時期で。つけたら選挙速報、L字型のが出てて。だからサイズ変わらなかったですね」
・鯨井さんの最近怖かった話は「何度も同じ話を後輩にしてしまう」
 N先輩が2回同じ話をしてくるという話を後輩に3回もしていたという怖い話。
 後日のバーイベでまた話してたけど、N先輩は新納さんで後輩は秋元くんでした。月に2回は電車間違えてるし、忘れ物してるし、仕事以外の記憶力にこちらが心配になる。Twitterのタグつけは未だにできない。(これも教えてもらっているけど忘れてしまって毎回出来ていない可能性)(ちなみに下にあるバックストリートボーイズの話は鉄板ネタなのか話したことを忘れているのかわからないけど何度か聞いたことがある話でした)
・満員電車の中で呪いの森を大音量で流してしまう上口さん。
 「呪いの森〜(呪いの森の振り付け)で電車を出た」
 「ピピ〜〜〜!盛らないの、嘘でしょ!」
 「(笑)でも呪いの森流しちゃったのは本当!」
 ・中学生の時お母さんとバックストリート・ボーイズ*5のコンサートに行った鯨井さん。隣から聞こえる黄色の声に母親の女を感じる
 「だから鯨井くんが生まれたんだよ」
 「やめてよ、親の情事なんて知りたくないよ!」
レミゼで地方公演があるたびにある人が丸くなっていくと苦情を言う福井さん
 「キャストが変わるから久々に会うキャストとかがいるからすごくわかる」
 「地方だとご飯が美味しいから」 
 「持ち上げるシーンが…」
 「やる?土管のシーンやる?」
 「腰痛めるから…」
 (最終的には楽屋でやって動画あげるね!って宣言してたけど上がらなかった)
・グーテンバーグ中、車で通勤する福井さんに「一度も乗せてくれない」
 「こっちは暑い中、駅まで歩くのに涼しい車で快適そう。劇場出てすぐの横断歩道ですれ違うんだけど、その度にパンクすれば良いのにって思ってた」
・フォーシーズンとぼかしてたにも関わらず千秋楽で劇団四季とうっかり言ってしまう福井さん
・豪気な男になるためにコツコツ貯金をしている上口さん
 ご両親がデートでケーキ屋さんに行ったお話でショーケースのケーキを全て買ったお父様を見習って、いつか自分もできるようにと貯金を頑張りたいと宣言。それは堅実な男では?
 ・一幕途中で水(黄色い謎の水)を飲む上口さん、「なんなんですかそれ」という鯨井さんに水を飲ませて「間接キッス!」
 (最終的には「間接ベイベッ!」で落ち着く)
・将来やりたい役はネイマールな鯨井さん
 「ボールは友達怖くない」(座右の銘
 (急にネイマールやり出すから正直怖い)
・将来やりたい役はハウ・トゥー・サクシードのフィンチな上口さん
 「ガチなやつです」
・上口さんの座右の銘
 「愛されるより愛したい」「ロマンチストで何が悪い」
・原田さんの将来やりたい役はアニー
 (こちらがガチで見たいので関係者の皆様お願いします(めちゃくちゃ笑った))
・グーテンバーグバッジ略してグッジ
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 「耳触りがリッチだろ〜〜」(この後が続かなくて毎回鯨井さんに助けを求める上口さん)
・鯨井さん「シラフでこの状態の人が酔っ払うと怖いでしょ!!!!」
・断固として原田さんと飲みにいきたくない福井さん
 原田さんに誘われるも「車だから」って断っておきながら何故かSuicaを探している(その日は電車で来ていたらしい)
 「なんで飲みに行ってくれないの?」
 「周りから飲んだ時の話(基本的に記憶をなくすまで飲む原田さん)をよく聞くから…」
 「ちょっと誰?!そこ(後方に座ってる弟組を指差しながら)?!」
 (個人的には原田さんのお酒のお話大好きなので今後も飲んでいてほしいし、もっと話が聞きたい)
 (上の方で小さい椅子?に座ってい観ている弟組の姿が最高にキュートでした)
・「わたくし、日本語日本文学部日本語教授法、卒!」
 言葉に関しては厳しい上口さん「めんどくさいって使っちゃダメ!」
・めんどくさいの代わりになる言葉を提案する上口さん(ことごとく滑る)
 「このトークに正解がない」
 「マジで?!」
  「オチって必要じゃん?」
  「それを求めてるんだこっちは!」
 「彼には少し休憩が必要です」
 「もっと勉強する」
 「勉強するとかやめてください、僕は僕でこの時間が結構好きなんですから」
・デビルくんと修ちゃん(修道士)シリーズ

 ・デビルくんのおやつ?ご飯?を食べてしまう修ちゃん
  「ごめんってデビルくん。ネコまっしぐらって書いてあるからどれだけまっしぐらなのか気になっちゃったから」
  「まっしぐらってことは好きってことだから(?)」
 ・水を吹き出しそうになって一度はける鯨井さん
  上手側にある椅子の上にペットボトルに入ったお水があって出番がないときは基本的にそこで給水するんだけど、修ちゃんとデビルくんの時に水を飲んでた鯨井さんが水を口に含んだ瞬間に笑いそうになって袖へ行ってしまう事件が発生。ちなみに修ちゃんの後ろで行われていることなので上口さんは気づいていない。
 ・修ちゃんとデビルくんネタは全て上口さんが考えていて鯨井さんは何も教えてもらっていない
  だから上のようなことが起きるし、入るタイミング(ネタが終わるタイミング)がわからない。
 ・千秋楽で歩き出すデビルくんに歓声。
  「修ちゃんね、街の運動会出るの。だから徒競走の練習していい?」
  「ピィ」(手動で鳴らす)
  「デビルくんありがとう!位置についてよーいどん!」
  歩き出すデビルくん、その姿を見て悶える修ちゃん
  「もうね!デビルくんが一等賞!!!!!!!!」
  (そんな機能あったの?!千秋楽まで残してたの?!観客席の戸惑いからのわぁぁ!!っていう声が広がっていったのが良かった。)
 ・ サザエさんの替え歌を歌う修ちゃん
  「お魚くわえたデビルくん追っかけて、
  裸足で駆けてく修ちゃんはセクシーダイナマイツッ」
   (一日セクシーダイナマイツが離れなかった鯨井さん)
 ・ちなみに一度も「修ちゃん」はつっこまれずに終わる
・椅子に片足を乗せるシーンで勢いをつけすぎてバンと踏む外す上口さん
・ひたすら色んな役者のモノマネをするお兄さん組。
 「関係者がいたら怒られる」
・急に先輩役者の苦情を言いはじめる福井さん
 「絶対Twitterとかに書いちゃダメだからね!」
・突然、キャッツになる福井さん。最前のお客さんに怯えられる
・実は福井さんの俳優を目指すきっかけになった作品は劇団四季ではなく音楽座「シャボン玉ソラまで飛んだ」
・プロデューサー役・鯨井康介、いつものセットアップに両腕時計

 (しかしお兄さん組二人に気づかれない最後に出てきたときに自分から言う)
・プロデューサー役・原田優一「僕はブロードウェイの”大物”プロデューサーです」
・千秋楽前日に弟組を観劇した福井さんから興奮気味の長文ラインが届き、千秋楽で何が起こるか分からないと怯える原田さん
・綺麗に去っていく原田さん
 プロデューサー役で紹介され出て来て、バーーーーと話して全て綺麗に回収してチリ一つ残さずに帰っていく姿はさすがだった
・飛んだ人担当・原田さん
 実は昨年の1月の舞台で共演予定だった福井さんと鯨井さん。その舞台が中止になってしまったので原田さんと鯨井さんと登米さんのトンダカラ結成、公演をやった。グーテンバーグ初演もある舞台が中止になったから実現。飛んだ役者を拾う人なのでは?と言われる原田さん
 (これも千秋楽挨拶で急に話出すからその話言っていいの?って全員がびっくりした)
 「だからね、鯨井くんとは共演じゃないけど一緒の舞台で嬉しい!」
・特に接点はない福井さんと上口さん
 上のようにそれぞれの接点を話すけど、特に上口さんとの接点がなく「上口くんともね!」の一言でまとめられてしまう
・挨拶を一人で話してちゃんと着地点につけたことを褒められる福井さん(最年長)
 
最後に一番好きなエピソード・弟組千秋楽挨拶。
帽子販売も終わり最後の最後に上口さんが
「本当に!」
続いて鯨井さんも
「本当に!」
「「ありがとうございました!」」
と綺麗に挨拶していったんだけど、実はここ打ち合わせも全くしていなくて最後の最後に伝えたかった言葉が二人ともこれだった、と言うエピソードでした。
(本当に綺麗に声が揃っていて打ち合わせ済みだと思ってた)
 (詳しくは千秋楽の次の日に放送された鯨井ジャパンにて)
 
おわった!ありがとうございました!
 
 
 
 
 「グーテンバーグ!ザ・ミュージカル!2018」
演出・脚本:板垣恭一
出演:原田優一・福井晶一鯨井康介・上口耕平
演奏:桑原まこ
日程:2018.07.18-07.29
劇場:新宿村LIVE

*1:大楽で「再再演は皆さんの声で決まります!」という原田さんの言葉を信じて大きな声で何度でも言います

*2:写真は全て撮影可のカーテンコールで撮影したものになります

*3:鯨井さんのお母様が日舞の先生

*4:ちなみにこの二ヶ月の間に鯨井さんはバーイベ、ライブ、舞台とこなし、舞台が4本イベントが2本発表されました。怒涛すぎる

*5:略してバッカス(?)という上口さん。鯨井さんはえ?そうなの?って言ってたけど実際そのような略し方されているのでしょうか?